うつ病 治療には、女優、タレントの菜々緒さんの発言がヒントになる
うつ病 治療には、女優、タレントの菜々緒さんの発言がヒントになる
先日、テレビを見ていたら、タレントで女優の菜々緒さんがこんなことを言っていました。私の記憶では。
「私は、すごく人見知りなんです。そして、暗いところで照明が点灯していると、こわい人がこちらを見ている気がするので、照明にはテープを貼って光が見えないようにしている」と。
これは、うつ、メンタル不調を脳科学的に考えるうえで非常に興味深いことを言っています。
まず、私たちの感受性を左右している脳内の感情の発電装置である扁桃体は、身体感覚の刺激を受けています。
私たちの身体は、弊社顧問である筑波大学名誉教授・宗像恒次博士の研究では、中波長の光=明るくあたたかい光を浴びると身体は緩むのですが、暗く冷たい光や、まぶしすぎ暑い光を浴びると、身体緊張が起きるのです。
真夏のカンカン照りの光を浴びると体調が悪くなったり、または暗くどんよりした曇った天気の時に調子が悪くなったりするのは、なんとなく体験でお分かりでしょう。
そして、その身体感覚は、私たちの脳内に「内部表情」を言われる、私たちの脳内に無自覚に作る「表情イメージ」を作ります。
朝日を浴びることが好きな人は、試してみてください。朝日を浴び気持ちいいなあと感じているとき、あなたの全身は暖かく緩んでいます。
その気持ちを感じているとき、あなたは笑顔の表情が脳内に浮かんでいることがわかるでしょう。
このイメージがわかりにくい人は、こちらを試してみるとわかるでしょう。真夜中、墓場に囲まれた真っ暗な道をあなたがたった一人で歩いているとします。
墓の上にろうそくが1本だけ暗い光をともしています。こんな墓場道を一人で歩いているとすると、どんな気持ちがしますか?
幽霊が出そうで気持ち悪い、怖い、と思いませんか? 実際にだれか気持ち悪い人に見られていると感じる人もいるでしょう。
この時、あなたの身体は緊張しているがゆえに、あなたの脳内では、気持ち悪い、こわい、内部表情イメージが作り出されているのです。
扁桃体は、「顔表情」に反応して感情を発生させますから、こわい内部表情によって、恐怖感情が発生するという仕組みになっているのです。
菜々緒さんの脳内に起きていることはこういうことなのです。
暗い部屋で暗い光がともっていると、菜々緒さんの身体は緊張するはずです。そして、脳内には、気持ち悪い、怖い内部表情イメージが作り出されている。
扁桃体はそれに反応して恐怖感情を発生させている。
だから菜々緒さんは、怖い人に見られている気がする、という脳内システムが働いているのです。
たぶん菜々緒さんは、暗い光以外にも、敏感に反応する身体感覚を持っているはずです。
たとえば大きな声、波長の高い声、に敏感に反応するとか、広い空間または狭い空間に敏感に反応するとか、温度湿度に敏感に反応するとか、その場にいる人々のピリピリした雰囲気に敏感に反応するとか。
コマーシャルやテレビの撮影現場って、ピリピリした雰囲気が飛び交っているでしょうね。
こんな信号に菜々緒さんの身体は敏感に反応して緊張しているはずです。そして、脳内には、気持ち悪い、怖い内部表情イメージが作り出されているはずです。
こういった内部表情イメージのフィルターを通して、周りの人の表情を見るので、周りの人が皆、安心できない人に見えている。だから人が苦手になるのです。
認知がゆがんでいるのです。
うつ、メンタル不調の方の脳内ではこういうことが起きているのです。
菜々緒さんは、うつ、メンタル不調と言うわけではないと思いますが、それでも、生きにくさを感じているのではないかと思います。
私も対人恐怖症でしたから、よくわかります。
だから、うつ、メンタル不調を解決するとは、あなたの脳内に無自覚に作り出されている、内部表情イメージを変えることで、あなたの感情の発電装置である扁桃体を安定化させるということをするのです。
あなたの扁桃体が安定化すれば、あなたのうつ、メンタル不調を作っている、不安恐怖などのストレス感情は消えていき、あなたのうつ、メンタル不調も解決していくのです。
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