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マイクロキメリズム理論を知ると、うつ、メンタル不調の治し方に対する考え方が180度変わる。

身体が感情をつくり出している、ということを言うと、女性は比較的簡単に理解しますが、男性は「は?」となることが多いのです。

 女性は月の周期があるので、その渦中にいるときはものすごく体がだるくなりその結果、イライラして来たり、情緒不安定になりやすいことを実感として知っているからではないかと思います。男性は、こういう感覚がないので、理解しにくいかもしれません。

身体感覚が感情を作り出している、というこの脳科学セラピーの説明は、女性にはわりとすっと入りやすいのです。

なので、身体感覚のだるさ、違和感、緊張感など、が消えてしまうと、ネガティブな感情が消えてしまうのです。ごくざっくりと、脳科学セラピーの概要を説明すると、身体違和感を消すことで、プチうつやうつ、メンタル不調を解決する、と言うことをやっているのです。

で、次に、プチうつやうつ、メンタル不調になっている人は、例外なく、身体違和感を持っているのです。これらの3つの状態になくても、慢性ストレスの状態にあるときは、例外なく身体違和感を持っているのです。

片頭痛や腰痛、肩こり、目の疲れ、胃が重い、など、様々です。もちろん、骨がずれているとか、あきらかに腫瘍があるとか、内出血しているとか、そういう医学的疾患がある場合は別ですが、そういうものがないのに、身体違和感が発生している、という人は、慢性ストレスを感じている人はほぼ間違いなく持っています。

だから私が経験した過去の事例でも、首がある日突然痛みで右に曲がらなくなったとか言う人がいて、セッションをやっていったら、それは会社の上司が右側に座っていて、その人がものすごく苦手な人だった、なんていうことが起きるのですね。

ちなみにこの身体違和感をとるセラピーをやったことで、この人の上司への苦手意識は消えています。

身体違和感があると、今まだ世の中の多くの人の常識では、病院へ行くとか、マッサージを受けに行くとか、そういう選択になってますが、身体が感情を作り出していることがわかると、そもそも一定の刺激に対して、その場所の身体が反応している問題、つまりストレス反応だということがわかるのです。

何を言いたいかと言うと、薬をぬったり、マッサージをしてもらうことは大事ですが、本質的にはどんな刺激に反応しているのかを調べ、その刺激に反応しない身体反応に変えていく、そしてそれを定着させる、ということをすることが、根本的な対処法だということなのです。

よって、プチうつやうつ、メンタル不調、またはスポーツによくあるイップスなどもそうですが、そういう状態になっている人は、ものすごく敏感な身体違和感をもともと持っています。ちょっとした刺激にものすごくネガティブに反応してしまう身体感覚を持っているということです。

身体感覚が敏感なため、ものすごく敏感な感受性をしているわけです。よってこれらの状態にある人は、ものすごく周囲の人の目を気にする、非常に緊張しやすいパーソナリティであることがほとんどです。これは敏感な身体感覚から作り出されるのです。

よって自分の心理を分析して克服しようとすることは大事ですが、私もそういう心理学は使ってきましたが、それだけでは不十分で、ものすごい敏感な感受性は、身体感覚を安定させるというセラピーを行うことで安定化させることができるのですね。

身体違和感が、脳に信号を送り、脳内の感情の発電装置である扁桃体を興奮させ、ネガティブな感情を発生させているからです。

ここを改善しないと、根本改善はできないと考えているのが、脳科学セラピーです。

では、身体感覚とは、なにが作り出しているのか、と言うことです。ある人は一定の刺激にそんなに反応しない身体をしているのに、別の人はものすごく反応してしまう身体をしている。この差は何かと言うことです。

ここで、脳科学セラピーがマイクロキメリズムという理論に基づいているということを理解していただくことが重要になります。

マイクロキメリズムとはざっくりいうと、私達の体は誰もが、他人の細胞を持っている、という理論です。アメリカ、ワシントン大学医学博士のリー・ネルソンさんが提唱している理論です。

リー博士はリウマチの研究者で、これは自己免疫疾患と言うものですが、自己免疫疾患とは自分の免疫が自分を攻撃してしまう原因を研究していた人で、この方は私たちの体の中には、他人の細胞があるために、一定のストレス条件におかれると、この他人の細胞を私達の免疫が敵とみなして攻撃するからだ、と解説しています。

身体違和感や痛みを発生させるのです。

つまり何がいいたいかというと、他人の細胞の量が多い人は、一定のストレス刺激を受けると、敏感に反応しやすくそれが身体違和感をつくり、ネガティブな感情を発生させるということなのです。

この考え方に基づき、身体感覚を改善する心理療法を開発したのが筑波大学名誉教授・宗像恒次博士で、私はこの方法を20年近く学び実践しているのです。

このマイクロキメリズムと言う考え方は、2007年ころに世の中に出てきたばかりなので、医療関係者でも知らない人が多く、ましてや一般の方であれば、本当なのか? と思う人もいて当然と思います。

なので、難しい理論はよこ置いておくとすると、身体感覚が感情をつ作り出している、と言う説明に興味をそそられる人や違和感を持たない人が、このセラピーを受けにくるのです。

既存の心理学やカウンセリングは大事です。しかし、私もたくさん経験してきましたが、感情を「心の働き」と考えているだけでは、潜在感情をコントロールできにくく、「感情は身体反応が作り出している」、という前提で行わないとコントロールするのが難しいというのが私の実感です。

身体反応をコントロールできて初めて、プチうつ、うつ、メンタル不調、イップスなどはコントロールできることになります。私の師匠である宗像先生のところにも、イップスに悩むスポーツ選手が来ていましたし、私のところにも何人か訪れてきていますが、彼らに共通するのは、他人の顔色を非常に気にする人で、身体反応が非常に敏感だということです。

東京オリンピックが開かれますが、このことに気づいて取り込む選手がたくさん出ると、よく言われる「本番で委縮してしまう」と言う日本人のクセも克服して、能力を最大限発揮する選手がたくさん出るんじゃないかなと思います。

今、行われているスポーツのメンタルトレーニングには、ここで解説している脳科学セラピーのようなアプローチ法がありません。

私のところには、いままで様々な心理学やカウンセリング、スピリチュアルワーク、コーチング、などを経験してきた人がやってきます。もしいろいろなことをやってもうまくいかなかったという方がいたら、この方法を教えてあげたいな、と思います。

 

このセラピーは、某上場企業では3年半、初回うつ休職者の再発率0%に貢献したもので、その企業の産業医は論文で発表しています。

 

また、厚労省のメンタルヘルスHP「こころの耳」では、数ある心理療法の中で唯一「メンタルヘルスカウンセリングを行うカウンセリング」であるとして、ヘルスカウンセラーと言う名称で紹介されているものです。

 

うつ、生きにくさ、不安、ストレス、メンタル不調を解決したい方は、まずは、脳科学心理セラピー体験セッションをご体験下さい。

 

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*ご参考⇒「不安遺伝子を抑えて、心がす~っとラクになる本」

著・山本潤一 秀和システム