うつ、メンタル不調を治すために役立つ考え方は、脳の前頭前野部と扁桃体の関係をよく知ること

2013年10月20日放送のNHKスペシャル「病の起源　うつ病」というテレビ番組で、「うつ病の原因は、脳内の感情発電装置である扁桃体が原因である」という研究が、欧米の科学者を中心に進められている、ということで、その研究内容がどんなものかを特集で詳しく放映されたのですが、このことがきっかけで日本中に広がっていったような気がします。

この放送の後、企業に営業に行くと、企業のメンタルヘルスの担当者の多くのはこのテレビを見ていましたので、プチうつ、うつ、メンタルヘルスに興味ある人の間で広がっていったのかもしれません。

ただ、このNHKスペシャルではあくまで欧米の研究について紹介していましたので、私たちが行っている手法は紹介されなかったため、扁桃体のことは知っていても、その沈静化方法については私たちから見るとちょっとそれでは無理なんじゃないかな、と思うようなやり方も世の中には多く出回っているように感じます。

私のところの体験セッションい申し込んでくる方のお話を聞いていて、よく出てくるのはこういう手法です。それは、

「扁桃体の興奮を鎮めるには、前頭前野を強化すればよい」

ということです。

もちろんこのやり方が役立つ人もいると思います。前頭前野は物事を決定したり、考えたりする部分ですが、ここを強化することで扁桃体興奮を鎮めようというやり方です。

私が知っている情報でも、うつの方は前頭前野の血流量がダウンしている、ということが起きています。ということはここを刺激したり、強化することで血流を向上させようという取り組みはたしかに一理あると思います。

実際に、そういうような考え方から行う方法を私もいくつか知っています。論文も読んだことがあります。これでうまく行く人は好いと思います。しかし、です。これでなかなか効果が実感できなかった方には以下のような考え方はいかがでしょうか。

私たちに考えはこうです。プチうつ、うつ、メンタル不調の方は扁桃体がすごく興奮するのですが、つまり感情がグワーッ！！　と興奮しているとき（扁桃体が興奮しているとき）、思考する機能（前頭前野）を強化することで扁桃体を鎮めることは難しく、扁桃体そのものを鎮める方法が本質的対処法である、ということです。

あなた自身の実感で考えてみるといかがでしょうか。

扁桃体がすごく興奮しているときは、ものすごいネガティブな感情がグワッー！！！　と高まっているときですが、そういう時、冷静に物事を考えたりすることができるでしょうか。

「頭でやろうと思ってもできない」からこそ、プチうつ、うつ、メンタル不調になるのであって、感情のほうが思考に勝ってしまっているからこそこうなるのではありませんか？

また、前頭前野の血流量を磁気などを使って活性化することで、前頭前野を強化して扁桃体興奮を抑えようとする方法などもあるように聞いていますが、扁桃体興奮をそのものを鎮めることこそがそもそもの本質的対処法だというのがこちらのやり方です。

興奮する扁桃体を外からの力で鎮めようとしているものに対し、こちらのやり方は扁桃体そのものを鎮めようとしているのですね。

薬を使うやり方、磁気を使った機器を使うやり方、または認知の仕方を訓練するやり方、または、そのほかの前頭前野を強化するやり方は、一定の効果はあるとは思いますが、扁桃体そのものにダイレクトに働きかけるというやり方を取らないのは不思議です。

なぜそうしないのかはわかりません。

それはたぶん私の推測ですが、扁桃体そのものを鎮めるのは難しい、と考えているからかもしれません。

こちらの方法では扁桃体興奮そのものを鎮めることは可能です。ただ、扁桃体興奮はそもそもなぜ起きるのか、そもそもなにをすると静まるのか、という理屈がないといけませんよね。

扁桃体は、「一定のイメージワーク法」で鎮めることが可能なのです。

 

このセラピーは、某上場企業では３年半、初回うつ休職者の再発率０％に貢献したもので、その企業の産業医は論文で発表しています。

 

また、厚労省のメンタルヘルスＨＰ「こころの耳」では、数ある心理療法の中で唯一「メンタルヘルスカウンセリングを行うカウンセリング」であるとして、ヘルスカウンセラーと言う名称で紹介されているものです。

 

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