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うつ病を解決していくためには、「右脳思考」に切り替え、妄想、思い込みを乗り越えると決めること。

うつ病を解決していくためには、「右脳思考」に切り替え、妄想、思い込みを乗り越えると決めること。

私が書いた「不安遺伝子を抑えて、心がす~っとラクになる本」という本でも書きましたが、ある研究では日本人はS型不安遺伝子という、不安になりやすい遺伝子を約8割の人が持っています。

 

ヨーロッパ系アメリカ人は約4割です。

このほかにもいろいろなデータを本の中で載せていますが、日本人は世界一というレベルでS型不安遺伝子を持っているのです。

 

またHaririと人の研究では、次のようなものがあります。S型不安遺伝子の中でもさらに敏感なSS型不安遺伝子を持っている人と、楽観的なタイプと言われるLL型不安遺伝子を持っている人に、顔表情を見せる実験をしたところ、

SS型不安遺伝子を持っている人の感情の中枢と言われる扁桃体は、LL型よりも激しく反応するということです。

 

つまり、S型が多い日本人はSS型も当然多いわけですが、私たちの扁桃体は非常に敏感で、周りの顔表情に敏感に反応する、ということなのです。

 

一方、私たちの前頭前野部には右脳と左脳があります。

 

ある研究ではこういうものがあります。

左脳を損傷させると、悲観的になる。また右脳を損傷させると楽観的になる。

 

この研究によって、右脳とはネガティブな感情の発生と関係があると考えられるのですね。左脳とは感情を切り離し手思考する脳のことで、左脳が優位に働いていればある程度ネガティブな感情に支配されずに、今を生きていけるということです。

 

ところが、かつて私がそうでしたがこういうことが起きます。

 

ものすごく扁桃体が不安定な人は、マイナス感情を発生させやすいのですが、そうするとそれをコントロールしようとしてものすごく左脳思考になるのです。

 

ということはどういうことになるかというと、理屈や論理的な思考でネガティブ感情をコントロールしようとするわけで、そうするととても「感情が切り離された人」みたいな感じになるのです。

 

表情に乏しく、周りからは何を考えているのかわかりづらいとか、そんな人になるのでなかなか親密な人間関係を築けません。

 

また、不安や怖さ、などのマイナス感情が実際はものすごく脳内に渦巻いているものを左脳思考で何とかコントロールしようとするので、現実世界に対する「思い込み」や「妄想」に入り込んでいくのです。

 

ある人が好意で言った言葉を、何か裏があるのではないかと疑ったり、失敗してもどんどんチャレンジすればよいのですが、チャレンジして失敗したら周りの人々にとことん自分は見捨てられるのではないかと思ったり、自分は周りからバカにされていると思い込んだり、というような「思い込み」にはまってしまい、動けなくなってしまうのです。

 

これらを克服しようとして、さらに左脳思考を使って乗り越えていこうとするのですが、さらに思い込み、妄想にはまる、というような悪循環にはまってしまいます。

 

この行き場のないどん詰まりを突破するには、右脳思考に切り替えると決めることです。右脳思考に切り替えると、マイナス感情がどんどんわいてきます。

 

もちろん最初はうまく行かないかもしれません。そういう感情を感じたくないからこそ、左脳思考をしているからです。

しかし、右脳思考をすると決めることで、扁桃体が生み出しているネガティブ感情をキャッチすることができ、そうなれば扁桃体の過活動を鎮めて、あなたを苦しめるマイナス感情を改善することができ、その結果、うつ、メンタル不調、生きにくさは、改善していくのです。

 

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ピンときたかたは体験セッションを受けてみるとよいでしょう。

 

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