うつ病 治療を成功させるために必要な、乗り越えるべき最初の心理的なカベとは
うつ病 治療を成功させるために必要な、乗り越えるべき最初の心理的なカベとは
私は、土日のセラピーや、平日の夜のセラピーをやっておりません。よくセラピスト仲間からこういうことを言われます。
「働いている人は、平日の日中は来れないのだから、平日の夜遅くや、土日にセラピーを行う方がよいのではないの?」と。
常識で考えたらそういうことになるのかもしれません。
でもですね。私はそうは思わないのです。
私のところにくる人は、いろいろなことをすでに試されて、どれもうまく行かなかったという方が多く来ます。
中には、お医者さんに何年も通って薬を何年も飲んでいるけれど、何も改善しないので、ということでネットで私を検索して申し込んでくる人もたくさんいるのです。
うつ、メンタル不調になる方の最大の原因の一つは、
「周りの人の顔色を気にして、自分自身の素直な感情表現を最大限に抑圧する」
という性格傾向が非常に強い、ということです。
究極の解決策は、周りの顔色を気にせず、あるがままの自分自身を表現できる自分になる、と言うことなのです。
こういう性格改善は、薬でできるわけがないのです。
うつ、メンタル不調になりにくい人は、どういう人でしょうか。よく観察してほしいのです。
自分の都合を率直に言える人なのです。あなたの会社にもいませんか?
「今日、子供が熱だしたので会社休みます」とか、「頭痛いんで、午前中休みます」とか、言って、休める人。
もちろん仮病はダメですよ。そういう話ではなくて、早めに自分自身のアラームに気が付いて、そしてすぐに自分の都合を発信できる人。
こういう人がうつ、メンタル不調にならないのです。もちろん、仕事の面で周りに多少迷惑をかけるでしょうから、その後も、率直に申し訳ない気持ちを表現します。
「すみません」「お手数かけました」など、手土産の一つでも持って。
こういう人は、うつ、メンタル不調にならないのです。
なる人は、極限まで、我慢するのです。人に迷惑をかけてはいけない、と、とことんまで、思っています。だから平日は会社を絶対休んではいけないと思っています。
先ほど言ったように、周りの顔色を気にして、とことんまで自分自身の感情を抑圧するから。
ということは、極限状態になるまで我慢するし、平日は絶対休まないし、そういう人がうつやメンタルダウンになります。
このサイクルを変える、と第一歩を踏み出す必要があるのです。仕儀を優先することはある意味、非常にまっとうな考えなのですが、ここに落とし穴があるのです。
「時間が取れたら、セラピーを受けよう」
と言う、自分の殻を破らずに、自分を変えようとする落とし穴です。片一方で自分自身のパターンを変えずに、もう一方では変わりたい、と思っている。ここに矛盾があるのです。
あなたは不安が強く、完璧主義が強いために、ものすごい律儀に、仕事をします。で、平日は会社を休めないと思っている。
でも、うつ、メンタル不調にならない人は、決してあなたほど、平日に休んじゃいけないなどとは思っていないのです。もちろん、さぼるとか、そういう話をしているのではありませんよ。
仕事をきちんと遂行するための、自分自身への必要なケア、なのです。これをせずに、どこかで心底ダウンしたら、それこそ非常にまわりに大きな迷惑がかかるのです。
復帰にも時間がかかるし、あなた自身が信用を失う。
これを知っている人は、早めに必要なケアの時間をとるのです。
私が土日や平日の夜にセラピーを行わないのは、一つに受けにくる人に、この最初の一歩の重要性に気づいてほしいからなのです。
うつ、生きにくさ、不安、ストレス、メンタル不調を克服したい方は、まずは、脳科学心理セラピー体験セッションをご体験下さい。
★プロセラピストによる「直接対面」体験セッションはこちら。
https://www.reservestock.jp/page/event_calendar/1509
★プロセラピストによるTELまたはスカイプによる体験セッションはこちら。
https://www.reservestock.jp/page/reserve_form_week/1509
*ご参考⇒「不安遺伝子を抑えて、心がす~っとラクになる本」
著・山本潤一 秀和システム
アマゾン↓