扁桃体の過活動を安定化させてから、自己表現し続けると、うつ、メンタル不調は解決する。
扁桃体の過活動を安定化させてから、自己表現し続けると、うつ、メンタル不調は解決する。
私のところにやってくる、うつ、メンタル不調、生きにくさを改善したいというクライアントさんは、今まで様々な心理療法を行ってきた方がたくさんいます。
質問することにしています。
「例えばどんなものを受けましたか?」と。
すると、その中でも最も多い答えが次のようなものです。それは、
「自分の、抑え込んできた感情を解放するようなカウンセリングやセミナーです」または、
「世間体を気にせず、自分自身の恐れを乗り越えて、本当に思ったことを言ったりやったりするような内容のものです」
それはねえ、よくわかるなあ、と思います。こういうのは暴露療法とも言われていますね。
なぜなら、自己表現することは確かに、うつ、メンタル不調、生きにくさを改善するための、一方法だからです。
うつ、メンタル不調、生きにくさを抱えている人は、自分自身の気持ち、感情を周りの目を気にして、抑え込んでいる人が多いからです。
でも、それは、ひとつの方法なのです。
どういうことかというと、脳内の情動の発生装置である扁桃体の感度が敏感すぎる人がそれをやろうとすると、かえって抑うつがひどくなることがわかっているからです。
あなたはありませんか? 世間の目を気にせずに、自分自身の思ったことを思いっきりやれ! と言われてすごく苦しくなったことは?
私はこのことを、ある企業研修の中で体験しました。ずいぶん昔ですけれども。講師としてそういうワークをやったのですね。
アサーション研修という名目で、ペアになってワークをやったのです。
でも、すぐに思ったのですね。バンバン言えている人と、ずっと黙ったままの人がいる。最初は言っていました。
「思ったことを言いましょう。周りの目なんか気にしないこと。ダサい自分をさらけ出すことで、あなたは解放され、幸せ度がぐんと上昇するのですよ!」
ぐりぐりとプッシュしていたのです!
申し訳ないことをしたな、と今では思います。まだ、知らぬとはいえ未熟だった。拷問だったかもしれない。
なぜなら、研修終了時に、心理テストで得点を測定したら、抑うつ度が上昇していた人がかなりいたからです。
ある人にとってはこのやり方は、抑うつ度を上昇させてしまうやり方なのです。のちのち脳の機能を勉強するにしたがってわかったことですが、扁桃体の敏感度が強すぎる人、つまり不安、恐怖が強すぎる人は、感情を出しましょう、と言ったって、それはかえって抵抗して抑え込んでしまうことにもなるのですね。
扁桃体が敏感な人たちとは、周りの目をものすごく気にしている人たちです。それを気にするな、自分を出せ! というのは、かえっておかしくさせてしまう。
たしかに、有効なやり方ではあるんです。でも、その前にやることがある。それは、
扁桃体の過敏さを安定化させること。これが最初。そうすることで、周りの目を必要以上に恐れなくなる。そうしたら、もともと自分自身が言いたかったことを言って、やりたかったことを思いっきりやればいい。そうすることで、扁桃体が本当に安定するのです。
それをやらずに、自分を出せ! を最初にやると、おかしくなる人が出てきます。それは当然です。
やはり、心理学と脳科学(脳科学だけではないですけれど)を同時に理解して実施することが、22世紀の心理療法ではないのかな、と私自身は思っていますね。
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