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うつ、メンタル不調を解決するための考え方の一つは、あなたがほしかった兄弟姉妹がわかること。

うつ、メンタル不調を解決するための考え方の一つは、あなたがほしかった兄弟姉妹がわかること。

私がここで行っている心理療法は、脳内の情動をつかさどる扁桃体という3歳で完成する部位の過活動を安定化させると、メンタルは改善するという考え方に基づいて行っているものです。

 

扁桃体は身体感覚の影響を受けて過活動になっていますが、では身体感覚に作用しているものは私の心理療法の先生の理論では、私たちの体の中に存在するこの世に生まれ出て来れずにこの世を去った、兄弟姉妹の細胞、これをキメラ細胞と言いますが、これが作り出していると考えています。

 

実は次のような話がたくさんあります。私は心理療法の最中、よく次のような質問をします。特に、決して弱音を吐かずにとことん一人で頑張りぬいてきた結果、うつ、メンタルダウンした人に対して質問します。それは、

 

「あなたは、本当はいてほしかった兄弟姉妹はいますか? ととえば、年上の兄姉、または自分と同時期の兄弟姉妹、兄姉、弟妹かもしれませんね」と。

 

すると、ほぼ100%の人は、答えます。

 

「ほしかった」と。

 

その兄弟姉妹は、あなたにとってどういう存在でしたか? 友質問します。すると、ほぼ100%がこう答えます。

 

「頼りになる存在です。なんでもわかってくれて、この人がいるとほっと安心して、肩の力が抜けます」と。

 

これは何を意味しているのでしょうか? それは、

 

こういう存在がもともといたことを脳はどこかで知っていた。でも、途中で死に絶え消えたため、ものすごい喪失感があり、そのため、自分には頼れる人がいなくなったため、自分自身が誰にも弱音を吐かずにとことん一人で頑張りぬくしかなくなった。

 

その結果、心が折れてしまったのです。

 

うつ、メンタルダウンとは、だれにも弱音を吐かずにとことんたった一人で頑張りぬく人がなる確率が高いものです。

 

こういう人は、本当は心の中で頼らせてくれる人が欲しかったと潜在的に思っている人が多い。

 

そして、こちらの考え方では、扁桃体の感受性を作り出す私たちの身体感覚とは、私たちの体内に生物学的事実として存在する、このように生まれ出て来れずに亡くなった私たちの兄弟姉妹、またはその他の肉親であるのです。

 

脳は潜在意識的にこういった存在を知っている、と私たちはとらえています。なぜなら、

 

「あなたには実はほしかった兄弟姉妹がいたでしょう」

 

という質問をぶつけ、その人はどういう表情をしていた人なのか、を一定のイメージワークで見つけ出すと、本当に心が癒され、一人で頑張りぬくという心の重荷が一挙に取れてしまう人がたくさんいるからです。

 

その証拠に、だれにも弱音を吐かずにとことん一人で頑張りぬく度合いを調べる診断テスト、感情認知困難度という心理テストの得点が、一気に下がり標準値に戻ってしまうからです。

 

この得点が元に戻ると、助けを求めることに抵抗がなくなるため、その人はメンタルが改善し、元に戻ることはなくなるのです。

 

不思議でしょうけれども、脳の感受性を担う扁桃体やその他の部位は私たちが顕在意識でとらえているものとは、全く異なった意識で物事をとらえていると、考えざるを得ないのです。

 

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