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子供時代のトラウマがうつを作るという米国科学者の研究報告。うつ病 治療にはトラウマを解決する事が重要と思います

子供時代のトラウマがうつを作るという米国科学者の研究報告。うつ病 治療にはトラウマを解決する事が重要と思います

 先日、ネットを見ていたらナディン・バーク・ハリスというアメリカの小児科医が「子供時代のトラウマが寿命を20年縮める」という発表をしていました。
http://logmi.jp/52137
 このWEBには、「驚きの実態を指摘」というように、センセーショナルに指摘しています。

 

 この発表を簡潔に要約すると、

 1.脳の発達、免疫機能、ホルモン、DNA構成にまで影響を与える。

 2.肉体、精神、性的虐待、精神的・肉体的ネグレクト、親の精神病、薬物依存、投獄(親との別離や離婚)などがこれにあたる。

 3.17500人におよぶ成人の幼少期における災難体験(ACEs)調査によると、ACEsスコアが4つまたはそれ以上の人は、スコアが0の人に比べて慢性閉塞性肺疾患にかかる確率が2.5倍、肝炎も同じ、うつ病は4.5倍、そして自殺傾向は12倍である。

 ということです。

 やっと医療もこういう方向に目を向ける人が出てきたんだな、と思いました。

 なぜなら、こういうことは弊社顧問である、ストレス科学の草分けである、筑波大学名誉教授・宗像恒次博士に私が20年以上前からずっと習ってきたことだったからです。

 私の新刊本「不安遺伝子を抑えて、心がす~っとラクになる本」には、「心の変化によって遺伝子の発現率が変化する」という宗像博士の研究を紹介しているページがありますが、これはがん患者さんにセラピーを行った結果生じたもので、つまりがん患者さんが抱えていたトラウマを解消した結果、生まれたものなのです。

 これは2004年に発表された論文ですから、12年も前ですよね。私のセラピー仲間には、栄養士や薬剤師や医師や歯科医師、保健師などがたくさんいて、ある人はトラウマと血糖値の関係、ある人はトラウマと病気の関係を研究している人がいますので、私たちにしてみればごく、普通のことだったのです。

 ですから、この小児科医が言うことは本当のことです。

 この小児科医が話していないことで、私たちが知っていることは2点ほどあります。

 1.トラウマとは、この小児科医が紹介しているもの以外のものがあること。

 2.この小児科医が言っている「子供時代」とは、主に3歳以降のことを言っている節があること。

 説明します。

 1.この小児科医が紹介しているトラウマは、かなり深刻なもののことを言っていますね。しかし、私たちが定義しているトラウマとは、「十分に親に甘えられなかった」という、もっと広範囲な経験をさしています。

 たとえば、私もそうでしたが、私の母は結構完璧主義でしたから、あれこれしつけが厳しかったですし、また父ナンバーワンを目指す上昇志向が非常に強かったため、私はその影響受け、後年、リーマンショックで仕事を失った時、自分はダメだ、死にたい、といううつ状態になったのです。

 これは、あるがままの自分として甘えることができなかったということで、これはトラウマです。こういう経験によって人はうつやメンタル不調にも、病気にもなるのです。

 2.トラウマ感受性とは3歳以前に形成される。

 赤ちゃんを見てればわかるように、生まれたばかりの赤ちゃんだって、人見知りが激しく夜泣きが激しい赤ちゃんもいれば、情緒が安定している赤ちゃんもいますね。

 扁桃体はそもそも0歳から3歳で完成しますから、これを当然のことです。扁桃体感受性は胎内期から形成されはじめているのです。

 よってこの小児科医が発表しているトラウマは、かなり3歳以降の経験を指していると思います。この小児科医も扁桃体のことについてはこの発表の中で触れていますが、でも、扁桃体感受性が3歳以下で決まり、この感受性がその後の「親に甘えられなかった体験」をトラウマと受け取ってしまう、ということについては、触れていないですね。

 必ずしも、深刻な傷つき体験だけがトラウマではないのです。

 私は扁桃体感受性が非常に敏感だったため、その後の母や父とのことで非常に傷つき、これをトラウマと受け取ったのですね。

 今はもう父母に対してこういう感覚はないですよ。解消しましたから。

 あなたの敏感な感受性が、甘えられなかった経験をトラウマと受け取るのです。

 扁桃体感受性を書き換えましょう。

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