うつ病、治療が成功に導く心理療法は、数値でストレスを把握する
今日は、「自己憐憫(じこれんびん)」という心理特性について解説してみたいと思います。
自己憐憫とはどういう心理かと言うと、
「自分を憐れんでいる」と言う心理です。もうすこし具体的にどういうことかと言うと、自分はかわいそうなのだから少しくらいひどいことをやっても許されるよね、と思っているという心理なのですね。
自分をかわいそうと思っているとどうなってしまうかと言うと、「それくらいやってもいいよ」「それくらいやらないとやってられないよ」という気持ちなのですが、そういう気持ちになると、
不道徳なことをやったり(不倫とか、違法な事とか)、人としてひどいことを平気でやったり(人と切り捨てる、人を人として扱わない、とか)、自分の健康状態をあまりにも無視して破滅的なことをやったり(めちゃくちゃに忙しくする、家庭を全く顧みない、とか)、そういう常道を逸したようなことを平気でやってしまうようになってしまう、と言うことなのです。
なんだかすごいことのように聞こえるかもしれませんが、それだけ今、「苦しい」ということなのです。その苦しさを自分自身ではどうにもできないために、自分を癒すためにやってしまう逸脱行為のことを言うのです。
私自身もかつて、自分の不安や恐怖をどうにも解決できなかったとき、とにかく仕事の仕方が雑でした。
甘いこと言っていたら生き延びていくことはできないから、多少、周囲に迷惑かけたっていいじゃん、というような仕事の仕方になってしまっていたのです。そうなると、当然、周囲の人々との関係は悪くなります。
とても無理と言うような納期を相手に要求したり、些細なことで感情をぶつけたり、今考えるととても相手に対してひどいことをしてしまうのです。
自分では悪いことだとわかっているのに、止められないのですね。基本的に自分自身が「苦しんでいて」どうにもできないからです。
こうなる人は離れていき、気づくと孤独になっていきます。そうすると、だんだんこんな思いが出てきます。
「自分はいったい何をやっているんだろう」「自分の人生ってまったく意味ないな」とか。
「こんなことやる自分は生きている価値がない」とか。
そうすると、だんだん無気力になってしまうのです。
ちなみにこの時の憐憫度が高くなると、免疫が低下することが科学的にわかっています。
口内炎ができたり、結膜炎、胃炎、腸炎など、女性なら婦人科系の炎症など、のような症状が出てくる人が多くなります。
風邪をひきやすくなります。風邪ひいて長期間治らないとか。
このような症状が出ている場合、それは、今自分は苦しんでいるんだなということです。
ここから脱出するために、比較的簡単にできる方法は、つぎのことです。
それは、いったん生活のスピードを緩める、ということです。体に無理をかけ過ぎなのです。そして、たっぷり休息をとるということ。
私は、自分でこの状態にはまっていることに気が付いたら、朝寝坊することにしています。私は朝寝坊が大好きなのですね。そのすきなことをたっぷりするようにしています。
そうすると、疲れが取れ、心がゆったりしてきて穏やかな気持ちに戻れるのですね。私の場合は、胃炎がおきやすいのですが、これも元に戻ります。
そもそもなんで、苦しい状態に陥ってしまうかですが、それは、感情の発電装置である、扁桃体が興奮しすぎて自分自身の意志では止められない、という状態に陥っているからなのですね。
それで、どうにも止められない自分を知っているので、社会的逸脱行為をして自分自身を癒そうとするのです。でも、人間関係は壊れるし、自分自身の健康も害します。
このセラピーは、某上場企業では3年半、初回うつ休職者の再発率0%に貢献したもので、その企業の産業医は論文で発表しています。
うつ、生きにくさ、不安、ストレス、メンタル不調を解決したい方は、まずは、脳科学心理セラピー体験セッションをご体験下さい。
★プロセラピストによる「直接対面」体験セッションはこちら。
https://www.reservestock.jp/page/event_calendar/1509
★プロセラピストによるTELまたはスカイプによる体験セッションはこちら。
https://www.reservestock.jp/page/reserve_form_week/1509
*ご参考⇒「不安遺伝子を抑えて、心がす~っとラクになる本」
著・山本潤一 秀和システム
アマゾン↓