映画“やわらない生活”に見る、うつ、解決のヒントとは
先日、「モンロースマイル」ということで、マリリン・モンローの心の不安定さ、精神疾患について書いたのですが、ネットでいろいろ見ていたら、芸能人のうつってものすごく多いのですね。
カミングアウトしている人も、海外の芸能人に限らず日本の芸能人にもたくさんいることがわかりました。
また、うつやメンタル不調を題材に扱っている映画作品もたくさんあるので、今後は時々、有名人や映画の主人公などの、うつ、メンタル不調、について書いていこうかなと思います。
私のところにセッションを受けにきて解決していった方には、情報の公開を望まない人がたくさんいるので、こうした著名人の情報ならば、公開されている情報なのでいろいろ紹介しやすいからです。
ということで、今回ふと目に留まった日本映画は、「やわらかい生活」という2005年に公開された映画です。主人公は、寺島しのぶさんが演じていて、わき役には、豊川悦司、妻夫木聡さんなどメジャーな俳優陣が出演しています。
↓「やわらかい生活」
寺島忍さん演じる主人公は、一流大学卒業の39歳女性で大手企業でキャリア街道を邁進する女性です。いかにもよくありそうな設定です(笑)。
でも、両親と親友の死をきっかけにうつ病になってしまうのですね。そして退社。一流OLの立場から、金なし、職なし、男なし、の生活になってしまいます。
そしてふとしたことから、下町・蒲田に住み始めます。東京の蒲田って言う町は、私も好きな街で、なんというか昭和のムード満載の下町で、といってもどこかいい加減な感じで、まあいいじゃん、みたいな感覚が漂っている街なのですね。
主人公の周りには、無気力な自分を丸ごと受け止めてもらえる、適度に「ゆるい」人間たちが集まってきて、そんな中でだんだん癒されていく、というようなストーリー展開なのです。
私は思うのですけど、あるがままの自分を受け入れてくれる環境に身を置くって大事ですよね。
これは何となくわかりますよね。
脳科学心理セラピーの視点で読み解くとどうなるかと言うと、あるがままの自分を受け入れてくれるとは、うつの自分に対しても、笑顔を向けてくれる人間関係の中にいるということなのです。
両親が亡くなってメンタルが一気に変調をきたす人は多いのですね。両親はなんだかんだと言って、あるがままの自分を受け入れてくれる存在であることが多いから。
あるがままの自分に笑顔を見せてくれるということは、うつ、プチうつである自分自身の扁桃体の暴走が静まる、と言うことなのです。
扁桃体は、相手の表情に敏感に反応しますから。
うつと呼ばれるものを私は2つに分けていて、一つ目はストレスが非常に蓄積している状態。いますごくうつうつして苦しい状態の事。
そして二つ目は、よくうつストレスがたまりやすい敏感な感受性を抱えている状態。
この主人公は、蒲田と言うゆるい人間関係の中で、1番目のうつが改善していったのですね。2番目は、その人が持っている敏感な感受性のことですが、この感受性までもがそこで解決しているわけではないけれど、1番目が改善していったのでだんだん癒されていったのでしょう。
でも、よくあるのはまたいつか、仕事に復帰してピリピリとげとげした人間関係に囲まれると、再発するというパターンです。
一般企業では、こういうことで再発している人がほとんどですよね。
それは、扁桃体の感受性が書き換えられていないからなのですね。一定のピリピリとげとげの表情に激しく扁桃体が興奮してしまう、暴走してしまう、と言う感受性が書き換えられていないからです。
脳科学心理セラピーとは、この扁桃体感受性を書き換えて、元いた環境にいても影響を受けない自分になることを支援する技術なのです。
つまり、今までの自分から完全に卒業する、自己成長ですね。
そういう自分になったら、もといたような職場を再び選んでもいいし、別な生き方をしてもいい。そこは自由なのです。
脳科学心理セラピーによって、それは可能なのですね。
このセラピーは、某上場企業では3年半、初回うつ休職者の再発率0%に貢献したもので、その企業の産業医は論文で発表しています。
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