「認知」の本当の意味が分かると、うつ、メンタル不調は解決する。
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＊リーマンショックで仕事がゼロになり、「もう死にたい」とまで思った私が、セルフセラピーのスキルとパートナーシップの力で、復活できたお話です。
そのときに使ったさまざまなセルフセラピーのテクニックの中から、皆さんにも使っていただけそうなものを掲載しました。
今の激動の時代の中、かつての私のように仕事やお金のことで、うつ状態やメンタル不調になり、苦しんでいる人にお役に立てていただければと思い、書きました。大丈夫ですよ、とお伝えしたいです。
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★先日、経営者向け月刊雑誌「プレジデント」に不安遺伝子のことで取材を受け、
２０１６年１１月２８日発売号に掲載されました。ご興味あったらご覧ください。
<以下からブログ本文>
うつ、メンタル不調、生きにくさを抱えている人は、間違いなく「認知」がストレスを作っています。
だから、いくら薬を飲んでも、どれだけ会社を休職しても、その人の認知が変わらなければ、何度も繰り返すのです。
あなたがいた職場に、恐い上司がいたとします。そしてその人からちょっときつい言葉を投げつけられたとして、傷ついたとします。
そのことで眠れなくなって、医者に行ったらうつと言われ、薬を飲んだ。よく聞く話ですね。
さて本題はここからです。
たぶんすぐ、会社を休みましょう、となるでしょう。
で、休みます。そうすると、まあ、楽にはなりますね。
いやな人が目の前にいないのですから（＾＾）。
でもです。まあそろそろふっきしましょうかということで、そのまま同じ職場に復帰したとして、その人は、治ると思いますか？
無理ですよね。
その人の上司に対する、「認知」が何も変わっていないからです。
で、分析しますね。
なぜ、あの人を怖いと思ったのか。あの人に本当に自分自身を傷つける意図はあったのか。
それは自分自身の思い込みではないのか。あの人は絶対私を嫌っている、というのはどこにそんな合理的理由があるのか。ないではないか。思い込みじゃないか、とか。
過去に同じようなことはあったか。あったとしたらどうやって乗り越えたのか。その時の成功体験を今度も使った見たらどうか、など。
様々な対策を考えますよね。
これは、かつて私も９０年代にやっていた認知行動療法です。原因を分析するのですね。
これではなかなか難しい、というのが私の経験で言えることです。
なぜなら、原因を「頭で考えているから」です。
当事者であるあなたは、わかるでしょう。こんな分析をしたって多少の気休めにしかならない、と。原因の本質はつかめない、と。
私もかつてはヒトに対して非常に怖さを感じる性格であったために、よくわかります。こんな分析をしても、怖さは全く消えませんでした。
なぜなら、本当の認知とは、身体、が作っているからです。
身体緊張が、感情の中枢である、扁桃体を興奮させ、そして不安や恐怖を作っているから、です。
よって、身体感覚を良好化することで、初めて感情の中枢である扁桃体は鎮まり、その結果、不安や怖さは消えていくのです。
この原理はまだ、多くの方々に知られていません。
重い病気になると、うつになる人が多い、というのはご存知でしょうか？
一般的には、病気、という暗いイメージがその人をそうさせるのだろう、と思っています。
いで、それもあるでしょうけれども、重い病気、という身体違和感が、ネガティブな感情を作り出すのです。
あなたがもし女性ならわかるでしょう。
月の周期が来ているとき、感情が不安定になるのはどうしてだと思いますか？
それは、身体がだるいからです。重いからです。
身体違和感が、感情を作っているのです。
認知とは、身体感覚が作っている、のです。
曇りの日、うつになり、起き上がれなくなって会社に行けない人がいました。
周りは、そんなの理解できませんから、仮病だ、気のせいだ、とか、根性がない、とか、言いました。
でも、私はピンときました。
身体というのは、光の影響受けます。気圧の影響も受けます。
朝の気持ちよい太陽を浴びていると、体はふわ～っと緩むように、曇りの日に敏感に反応する人は、その光の影響を受けて体がだるくなるのです。
その身体感覚が、感情の中枢である偏桃体に影響を与え、無力感、つらい、不安、絶望、など様々な感情を発生させ、動けなくなるのです。
なぜ、こんな感情がわくの？ など左脳的に分析しても、答えなんて出ないでしょう。
身体が光に反応し、重たくなったからそういう感情が発生したのです。そして、この身体の重さが、会社に行くことをとてつもなく、つらい、めんどくさ、という認知をつくりだすのです。
この方は、身体感覚を良好化するというこちらの心理療法を行うことで、曇りの日に起き上がれなくなるという問題を克服したのです。
認知とは何か、という本当の理解が、うつ、メンタル不調を解決するのです。
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