うつ病の治し方、それぞれの長所短所とは
うつ病の治し方、それぞれの長所短所とは。
うつ病の治し方にはそれぞれ長所、短所があると思いますのであなたがどれが一番自分にあっているのか、よく吟味されることが重要だと思います、
まず私のところにくるたくさんの御質問の中で特に多いのが、うつ、メンタル不調を解決するのにお医者さんに行った方がよいのか、というものがあります。
簡潔に結論を言うと、それは私に聞かれても答えようがないので(笑)、あなたが自分で判断するとよいと思います。でも、私が行っている心理療法と、お医者さんが行っている薬による対処法には、次のような視点の違いがあると思うので、そこはあなた自身が踏まえて考えられるとよいのではないかと思います。それはどういう事かと言うと、
「お医者さんは“病気の状態を解決する人”であり、私たち心理療法家は“あなたの性格の再構築を支援することでうつ、メンタル不調を解決支援する人”」ということです。
どういうことか。
一般的にお医者さんは、病気を治す人、ですよね。うつ、メンタルで病気とはどういうことでしょうか。人によって認識は多少違うかもしれませんが、私は、日常生活が送れないことが病気、なのではないかと思います。布団から起き上がれないとか、ごはんが食べられないとか、特に激しい動きをしていなくても動くのが苦しいとか、日常生活に支障があるほどにめまいがするとか。
こういう状態だったら仕事どころではありませんね。これはお医者さんに行くのがよいのではないかと私は思います。そして日常生活が送れるレベルにまで解決しましょう。
さて、日常生活が送れるまでに解決したとします。日常生活が送れるということは、心身ともにかなり元気なはずですね。でもですね。うつ、メンタル不調の人はもともと「相手(上司、同僚、部下)の顔色に敏感に反応して、不安や恐怖感情に支配されやすい人」なのですが、この性格的な過敏な感受性を変えないと、また将来同じようにうつ、メンタル不調を発生してしまうのです。
だから私が先ほど書きましたように、私たちは「性格再構築を支援することでうつ、メンタル不調を解決支援する」と言うことをやっているのです。周りの顔色を気にしすぎるという性格的な課題を変えないままに、もといた職場やコミュニティに復帰しても、思ったことをはっきり言えないままのパーソナリティのままですから、そうすると「自分の都合を言えない」「助けを求められない」「依頼できない」「適度に断れない」「アドバイスをお願いできない」と言うことになって、結局、仕事や問題を一人で抱え込むことで、うつ、メンタル不調になってしまうのです。
私たちが行っている心理療法の長所は、性格再構築をするのでうつ、メンタル不調の再発リスクが限りなくゼロに抑えられるということです。うつ、メンタル不調性格を改善するから。短所は、受ける人の側に自分を変えようという意識がないとうまくいかないということです。うつ、メンタル不調とは「治してもらうものだ」という意識の人は、自分が自分の性格を再構築するんだ、という自発的な気持ちを持ってもらうことが必要なのです。
対して、お医者さんによる薬の対策法は、そんな意識をもつことはあまり必要ではないかもしれませんね。出された薬を飲むという、ある意味、受け身の姿勢でよいので。
ここがラクといえばラクなのである人にとっては長所かもしれません。でも、一方で性格を再構築するという事ではないので、将来的に再発を繰り返すということがあるかもしれません。さまざまあるうつ、メンタル不調対策の長所と短所を良く知って選ぶことが大切ですね。
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